【腐草為蛍】 ホタルブクロ
2023 .06 .10
芒種(ぼうしゅ)
「芒(のぎ)」とは、イネ科植物の穂の先で、針のようにとがっている部分のこと。穀物の種まきや麦の刈入れ、稲の植え付けに適した時期とされました。一方で、そろそろ梅雨入りの報も聞かれる頃。雨空を見上げる日も増えてきます。
第二十六候 腐草為蛍 (くされたる くさ ほたると なる)
いよいよ、じっとりと湿度の高い季節の到来です。野原では、蒸れて腐りかけた草の下で蛍が光を放ち始めます。蒸し暑い日本の夏も、夜にふと蛍の青白い光を目にすることができれば、つかの間の清涼感を味わうことができます。
ホタルブクロ
ホタルの頃に咲く山野草で、子供が袋のような花にホタルを入れて遊んだことから「ホタルブクロ」と言われるそうです。オーベルジュの庭で探してみてください。
第23回 清流鏡川「ほたる祭り」2023(令和5年6月4日~11日)は、終了しました。
たくさんのご来場ありがとうございました。
次回:<第二十七候>梅子黄