【鴻鴈北】 花残月
2019 .04 .10
清明(せいめい)
春の暖かな日射しの中、まさに天地万物が清らかな明るさに輝いている様を表す言葉。中国では古くからこの清明節の時期に、先祖の墓参や、「踏青(とうせい)」といって野に出て春の緑を満喫するなどの行事が行われました。
第十四候 鴻鴈北 (こうがんかえる)
冬を過ごした雁(がん)が北国へと去っていきます。雁は「かり」とも読んだり、また雁と書くこともあります。季節の訪れとともにその姿を現す候鳥(こうちょう)として、春に飛来し秋に去る燕と対をなして、暮らしや文学の上で親しまれてきました。群れをなして生活し、連なって飛ぶ様子がしばしば見られます。
花残月
桜の花は梅の花とともに一番待たれた春の花という人がいます。特に桜の花は散った後もその余韻を楽しむ人がいるほどで、4月の別名を「花残月」と表現されているほどです。県内の桜の花は早くも葉桜に変わり始めました。そんな中各地の札所は白装束に菅笠、金剛杖のお遍路さんの姿が目につき、春の四国路は「お遍路さんの鈴の音」からの言葉通りを実感させています。
次回:<第十五候>虹始見
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