暖炉のある部屋

2019 .10 .31

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霜降(そうこう) 

第五十三候 霎時施(こさめときどきふる)

秋雨のようにしとしと降り続くのではなく、ぱらぱらと滴を散らしてじきに止んでしまうような雨です。地面に重なる落ち葉に蕭々と降る雨はどこかもの寂しく、無常を感じさせます。十一月に入れば太平洋では晴れの日が続くようになりますが、日本海側は曇りがちで、空を見上げて初雪を待つ日々がやってきます。

暖炉のある部屋

「花は里より咲き始め、紅葉は山より染め始む」といわれるように、”県民の森” ”市民の森”と親しまれている工石山では頂上辺りから紅葉が始まりはじめています。紅葉は秋の終わりと冬の初めが重なる時期にあたり朝晩の気温もだいぶ下がってきました。ヴィラ棟の客室には、暖炉が設置されたリノベーションルームが一部屋だけあります。暖炉の火を眺めながら過ごす時間は、感性が研ぎ澄まされる大切な時間となることでしょう

 

次回:<第五十四候>楓蔦黄
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