【水始涸】 山装う秋

2019 .10 .03

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秋分(しゅうぶん) 

第四十八候 水始涸(みずはじめてかる)

色づいた稲穂が頭を垂れる頃、水田に張られていた水を落とし、刈り入れの準備にかかります。種籾の用意に始まり米ができるまで約半年。昔から「米」の字にかけて「米作りには八十八の手間がかかる」といわれますが、農家の人たちが丹誠込めた田んぼは今、黄金色に染まり、風にそよぐ稲穂が実りの秋の到来を告げています。

山装う

10月は秋晴れの季節、冷たさの中に美しい風物画を私たちに見せてくれるようになります。四国山地の山頂近くではそろそろ紅葉が始まり、山頂から麓へと紅葉前線がスタートを切ります。紅葉に彩られた山々を形容して「山装う」と表現するようです。一方、春一斉に木々が芽吹く様を「山笑う」というようですが、誠に言い得て妙というものですね。

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