【草木萌動】 ねこやなぎ
2018 .03 .01
雨水(うすい)
この頃になると寒さがほんの少し和らぐのが感じられます。
厳しい冬の間降っていた雪が雨に変わり、川や池に厚く張っていた氷も融けて水になっていきます。
第六候 草木萌動 (そうもくめばえいずる)
今年も、新しい命が春の訪れを感じ、土の中や枝々からいっせいに芽生え始めます。山々がみずみずしい緑一色に覆われるのはもう少し先ですが、ふとしたとき、足もとや庭木の先にほんのりと薄緑に色づく芽を見つけると、なぜかやさしい気持ちになれるものです。
ねこやなぎ
小川の岸辺の「ねこやなぎ」が銀色に輝き始めました。ねこやなぎは落葉性の灌木で、ちょうど今ごろ銀色の花を付け、その毛の感触が猫を思わせることからこの名あります。また「谷川やなぎ」「えのころやなぎ」など数々の別名もあります。春も早くまだ寒いうち、葉より先に花を付け水辺に輝く風景は殊のほか趣があり、まさに早春を飾るにふさわしい植物です。
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