【麋角解】年用意

2019 .12 .27

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冬至(とうじ)

第六十五候 麋角解  (さわしかのつのおつる)

麋とは、大型のシカの一種で、一般にヘラジカ、またはオオジカのことといわれます。雄の特徴のひとつに、枝分かれした巨大な角があります。角は春に生え始め、冬のこの時期に脱落します。ところでこのヘラジカ、北米ではムース、エルクなどと呼ばれ、ユーラシア大陸では北部の針葉樹林に広く棲むとされます。日本では自然には見られないもののようですが、七十二候の言葉は、もともと中国で生まれたものも多く、江戸時代の日本人は異国の極寒の風情を想像して楽しんだのかもしれません。

 

 

年用意

今年も、立派な門松が届きました!この門松は、毎年地元の久万川地区の方々が山に入り材料を持ち寄り、手づくりで作ってくれてます。古くは、木のこずえに神が宿ると考えられていたことから、門松は、歳神の依代といわれ、歳神が宿る安息所であり、下界に降りてくるときの目標物ともされていたそうです。門松には、男松と女松があるそうですよ。向かって左、白い葉牡丹の飾りが男松、赤い方が女松で対になっています。

土佐山の自然、地域の方々に心から感謝申し上げます。

 

 

次回:<第六十六候>雪下出麦
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