立春も過ぎた頃の里山を歩くと、その寒々とした風景は、まだ冬のよう。
しかし春は、一歩一歩ゆっくりと静かに近づいており、日差しは心なしか暖かい。
一足先に春の訪れを感じとった畑仕事をしているスミエさんが
「あんまり おいしゅうないけんど持って行くかえ」と声をかけてくれた。
自分が育てた野菜がどんなに美味しいと分かっていながら、料理長を試すのです。
こんな小春日和の日常から、松本料理長の献立づくりがはじまります。
- 「唯一無二」
- 世界でひとつだけの「旨味」を中心とした日本料理をベースに五つの「調和」
食材 器 空間 料理への心意気 熱意 - 「本物を追求」
- すべての基本は、ここから料理のベースとなる「出汁」を前日から丁寧に仕込みます。
この手間ひまが、深みのある料理の味を生み出す「原点」です。 - 「五感で愉しむ和食の真髄」
- 旨味 苦味 酸味 塩味 甘味
日本料理の先代が築き上げてきたスタイルを重んじつつ「新しいエッセンス」を取り入れ、
料理を一番美味しい状態で提供すること、これまで以上に見た目の「美しさ」にこだわり、
お客様の期待を上回りたいと考えております。
高知の四季を、「土佐山」を通じてご堪能ください。
オーベルジュ土佐山
料理長 松本 昇吾
1968 | 高知市生まれ |
---|---|
1987 | 新ばし 金田中 |
1990 | 東京ベイ 東急ホテル |
1995 | 季節料理花芽乃 |
2001 | オリエントホテル高知 入社 |
2001 | 料理長(和食部門)に就任 |
2006 | オーベルジュ土佐山 料理長に就任 |
2020 | オリエントホテル高知 総料理長に就任 |
2022 | 「土佐の匠」 に認定 |